団長の幼馴染はへっぽこちゃん。2【七つの大罪】

不安な想い ページ19

ジェリコが2人を背負って逃げてる。








なんで助けないの？って？それは…あとのお楽しみってやつよね。
今隣にメリオダスは居ないから自由にやれてる。夜だからエリザベスの隣かな。それが終わったら来るとは思うけど、別に来なくていいからさ。








もう直ぐ、夜が迫ってる。


ガランとメラスキュラが遊んでることは簡単にわかる。
流石にこれはやりすぎ、なんて想いはこの前の鍛錬で捨て去ったはずなのに蘇ってくるもんだからムカつく。







もう直ぐ、エスカノール(彼奴)に出逢う。それまで、どうか逃げ切って。

ジェ「聖騎士見習い…舐めんなよ！」


やっぱり攻撃は受けなきゃいけなくて、ジェリコが今出せる力で頑張ってる。


エレ「どうか、逃げて…」

バン「彼奴等が狙ってんのは俺だ。早く逃げろ…」


ジェ「ああ、分かってる。お前等と一緒にな。」
エレインとバンはジェリコを逃がそうとする。
だけど、ジェリコはみんなを連れて逃げてる。…女の子一人で運ぶなんて無理難題なのに。

聖騎士見習いだけど、心配。




…私が助けに行ったら逆効果だから。もっと2人を挑発してしまう。
兄弟には裏切った奴とは思われてないし他の人にも思われてない…はず。だけど、今どう思われてるかなんて分からないから。





エレ「そよ風の逆鱗!!」

崖から落ちてしまう時にエレインが出した技。
…私も、行こうか。



メリ「ダメって言ってるだろ。さっきのは怪我を治すってんだから許可した。」

『っでも、…わかった、我慢する…ね、メリオダス』

メリ「わかったわかった。」





不安になる時に何時もメリオダスに抱き締めてもらってた。今だってそう。そんなことあるわけないって思ってるけど、もし私が行かなかったせいでしんでしまったら。っていう不安な思いをメリオダスに上書きしてもらえるような。




『ありがと。』

メリ「ああ。」



そのあとジェリコ達が出会ったのは


『エスカノール…』

メリ「！」




紛れもないエスカノールだった。

エス「じゃ、じゃあもう隠れてなくていいんですね!?」

ジェ「国では英雄だ。」





そんな会話をして、匿うエスカノール。
そんなところにガランとメラスキュラ。



『そいつらは魔神王直属精鋭部隊十戒の〈真実〉のガランと〈信仰〉のメラスキュラ。戒禁にかかると厄介だよ。』
ピピッとする。

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