筋肉まっする ページ9
今やっている練習はスパイク。
反対コートから挙がってきたボールをセッターが上げて打つ。
よくあるあれね、あれ。
トゴォン！と力強い音と共に落ちてくるボール。
『ひぇ……やっぱ強いなぁ』
「そういや、紅も……その…ち、小さい方だけどスパイクとかって売ったことあるの？」
『山口くん、気ぃ使ってくれてありがとう。背が小さいことは変え難い事実だから何言われてもどうとも思わないから大丈夫だよ』
「チビ」
『月島くんは１回地獄堕ちた方がイイヨ』
月島くんと軽く言い合いになるのを山口くんが「まぁまぁ」と止める。
『スパイクは打ったこと全然あるよ。
中学のときのポジション、WSだったもん』
「へぇ…、じゃあ紅も日向みたいに飛ぶってこと？」
『んー、あんな高くは絶対無理』
「日向みたいなバケモノばっか集まったら地球崩壊するでしょ」
「聞こえてるぞ月島こんにゃろー！」
日向くんって意外と地獄耳……だと！？
『まぁ、飛べないって訳じゃないよ。見ればわかる』
「次！紅！」
『お願いします』
反対側からやってきたボールとセッターの動きを確認しながら助走をつけた振りをする。
自分は見かけによらず筋肉が着いてる方だと思う。
細白い足だけど、そこには見えない筋肉量が埋まってるらしい。
グッと踏み込めば、普通のスパイカーと同じくらいの高さは飛べる。
『っふ！』
なんてどっかの戦闘ボイスみたいな声を出しスパイクを打った。
約3ヶ月以上のスランプがある中、ちゃんと狙ったコースに打てたから上出来だろう。
「日向みたいな高さはないが、紅も中々飛ぶんだな」
『えへ、ありがとうございます』
やったー菅原先輩に褒められたー
なんて有頂天になりながら列に戻ろうとする。
「いや、菅原…コイツ……今助走したフリしてたぞ……」
「はぁ！？」
何故バレたのじゃ…
「じゃあ紅って踏み込む力だけで飛んだってこと！？」
「「(あんなにもげそうなのに…)」」
なんか今全員に失礼なこと思われた気がする。
マネージャーきbもうこのくだり良くない？→←きっかけは気持ちだけでいいのかもしれない
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楓(プロフ) - お餅さん» ありがとうございます！誤字や文の構成がごちゃっちゃうこと結構あるので助かります！ (2月27日 21時) (
レス) id: 63528d0b4f (このIDを非表示/違反報告)
お餅(プロフ) - コメント失礼します。こちらの小説毎回楽しみに読ませていただいてます。 ですが、7ページ目が潔子さんが清子さんになっていたり女子と男子がごちゃごちゃになってしまってます。 お節介だったり勘違いだったらすみません (2月27日 21時) (レス) @page10 id: e25149b339 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓 | 作成日時：2024年2月25日 23時
