きっかけは気持ちだけでいいのかもしれない ページ8
『…………』
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
まさかの集合がかかり、目の前で自己紹介が必要となり、男子高校生ならではの気迫に圧倒されている紅 Aです。
怖いです。
特に3番の東峰先輩。
2階と１階で見るのでは違います。
体感1時間を過ごしたかのような沈黙のあと、心の中で深呼吸してようやく声が出ました(この間約0.2秒)
『天の川中学出身の紅 Aと申します。
今日は見学失礼します…！』
「俺は3年主将の澤村大地だ。マネージャー希望か？」
『ｱ』
「大地さん、こいつ男っす」
「いやいや」
「いやいやいや」
「いやいやいやいや」
『それがほんと、ちゃんとついてるんだな』
「Aクンその顔でついてるとかイワナイデ！」
田中先輩の華麗なるツッコミ。
だって事実だもん。
「澤村先輩、コイツちゃんと男子ですよ」
月島くんが付け足す。
確か2番の……菅原先輩が月島くんにボクのこと仲良いかと聞いて、即答でただのクラスが同じなだけと答えたのは流石にドライだなと思った。
皆もそう思うよね！？
「紅どこみてるの」
月島くんからのツッコミ……あれ、ボクってこんなにボケキャラかましてるっけ！？※深夜テンションで書いててるからです
「それじゃ、紅。軽くアップして早速練習に入ってみないか？」
『え、いいんですか？』
「実際にやった方が空気感とか分かるだろ？」
『まぁ、一理ありますね』
なんか…烏野の主将さんって、言葉一つ一つに重みあるなぁ……
部員がそれぞれの持ち場へと向かう中、1人残っていた日向くんがこちらを見ている。
「……」
『……』
「…………」
『…………』
視線を逸らしても視線を感じる……
『な、何？』
「女子だったんだな！」
『え、うん』
「小さい」
『君の方がね』
「うっ…」
日向くんに案内されながらコートに入る。
「そういや、紅はどうして見学来たんだ？やっぱ紅もバレー好きなのか？」
『分からない…でも…なんかワクワクしたんだよね。動悸が曖昧過ぎるけどね』
「んー、でも、きっかけなんて気持ちだけでも別にいいと思うけどな、俺は！」
あぁ、眩しいな畜生。
……やっぱりキミは太陽だ。
『じゃあ、きっかけは翔ぶ鳥を見たから…かな』
「…………」
少し遠くを見つめて言う。
「紅ってなんか個性的だな！」
『キミには言われたくないよ、キミには』
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楓(プロフ) - お餅さん» ありがとうございます！誤字や文の構成がごちゃっちゃうこと結構あるので助かります！ (2月27日 21時) (
レス) id: 63528d0b4f (このIDを非表示/違反報告)
お餅(プロフ) - コメント失礼します。こちらの小説毎回楽しみに読ませていただいてます。 ですが、7ページ目が潔子さんが清子さんになっていたり女子と男子がごちゃごちゃになってしまってます。 お節介だったり勘違いだったらすみません (2月27日 21時) (レス) @page10 id: e25149b339 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓 | 作成日時：2024年2月25日 23時
