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本能って恐ろしい ページ7

『…………はぁ……』



何故来てしまったのだろうか……



おかしい!



確かにボクは帰路に着いたはずだ!



なのに何故ここに居る!?



次の日の放課後……



気づいたら体育館にいた。



怖い…そこまでバレーをやりたいのか!この体!



いい加減にしろ……


もうあんな思いはしないって決めたじゃないか……



決めた……決めt……き、きめ……



帰れよ、そろそろボクよ!おい!




「バレー部の見学かな?」



その声に振り返ると、一昨日ベンチにいたマネージャーさんがいた。



噂には聞いていたけど、確かに美人だ。



『え、いや…その……見学っていうか……』



「遠慮しなくて大丈夫だよ。
''マネージャー''の仕事って案外簡単だし」




……やっ……ぱっり男子に見えますか……



『あ、あの……ボク……女子なんです……』



「え?あ、ごめんなさい」



『い、いえ…その……慣れてますし…この髪じゃ仕方ないですもんね』



髪を切ればいい話だが、生憎それは出来ない。



家にそれをさせてくれないモンスターがいる。



「そういえば男子の制服だもんね」


『今は多様性社会ですから、それも相まって余計間違われるのかもしれませんね』


「あ、じゃあ選手希望かな?」



ま、まだ見学のこも諦めてないの!?



どう返答すべきか困っていると、左から人の気配を感じた。



「「清子さん!」」


声のした方を見ると坊主くん……確か田中先輩とV字アホ毛くん……リベロの西谷先輩が走ってきた。



『ひ、ひぃ……!』



「「今日も美しいっす〜!!!!!」」



キヨコサンと呼ばれたその先輩はスっと屈んで避けた。


見事男子2人は地面に落ちた。



『…………』


「大丈夫?」


『……はい』


「それで…」


「清子さん!そのちっこいのは誰ですか!?」


「もしかして見学の子っすか!?」



更に増えたことにより引き返すのが難しくなった時……


地面を蹴る力強い音に不意に体育館に視線を向けた。




『…………』



やっぱり…


よく翔ぶ彼は凄い……面白い……



『ワクワクするんだホントに』


「ワクワク?」


『…バレー……やりたいな……』



「はい!見学1名入りまーす!」


「しかも女子入りやす!」


『え、あの…』


「2人とも、この子女子」



「「…………」」


この沈黙のあと、先輩たち2人は驚きの声を上げたのは言うまでもない。

きっかけは気持ちだけでいいのかもしれない→←太陽の擬人化



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(プロフ) - お餅さん» ありがとうございます!誤字や文の構成がごちゃっちゃうこと結構あるので助かります! (2月27日 21時) (レス) id: 63528d0b4f (このIDを非表示/違反報告)
お餅(プロフ) - コメント失礼します。こちらの小説毎回楽しみに読ませていただいてます。 ですが、7ページ目が潔子さんが清子さんになっていたり女子と男子がごちゃごちゃになってしまってます。 お節介だったり勘違いだったらすみません (2月27日 21時) (レス) @page10 id: e25149b339 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2024年2月25日 23時

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