風の声を尋ねる (ページ4)

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ここの話非公開で意味わかんなくなってたげへ

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Aside

『ここが星落ちの谷…』

七天神像の前に立ち、そっと像に触れてみる。

ふわりと風が身を包み、心が温まるのを感じた。

『ウェンティまだかな…』

ウェンティ「後ろに居るよ」

『………』

そういい、いつの間にか後ろに立っていた吟遊詩人。

ウェンティ「あれ、反応が薄いね？」

『………で、話なんですけど』

ウェンティ「早速本題！？もうちょっと話そうよ～」

『…………』

顔いっぱいに不満の色を表す。

ウェンティ「んも～Aはワガママだね。
で、本題は？」

ウェンティはふざけたやつだなって思う時はあるけど、根はしっかりしてる部分も多分あるので、こういう風にすれば大体話を聞いてくれる。

『あの、実は…』

そう言い、僕は先日のアビスの件を話した。

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ウェンティ「つまり、先日、僕らが風魔龍遺跡に行ってる間に攻めてきたアビスを、君が倒した。そのときに、使い慣れていた弓を使ったり、神の目が光ってないのに風元素を使えた…ってことだね？」

『つまりはそういうこと』

ウェンティは「なるほどね～」と言うと、顎に手を置き考え始める。

暫くすると、「よし！」と言い腰を上げた。

ウェンティ「Aが元素を扱っているところを見てみたいし、実践で試してみよう！」

『はい？』

ウェンティ「あ！早速あそこにヒルチャールの巣があるよ！レッツゴー！」

『ちょ、おい！』

僕の手を取るや、直ぐに巣へと走り出した。

『ウェンティ！僕戦いのこと知らないよ！なんか体が動いただけで！』

ウェンティ「頭では覚えてないけど、体が自然と覚えていたんだよ。もしかしたら、君の記憶を取り戻す手がかりになるかも！さぁ、頑張って！」

巣の前で僕の背中を…あ、こいつ！風元素でより遠くに飛ばしやがった！

外野でニコニコしながら見てるつもりか！？

ただの野次馬じゃないか！

くそ…アイツに変なあだ名つけてやる…

『おい、吟遊野郎！ヤバい時は助けてよね！』

ウェンティ「吟遊野郎…ふふっ、君はどこまでもあの旅人たちと似ているんだね」

ウェンティの放った声は風と共に消えたという。