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裕太side







勧誘をされても俺はテニス部に入らず

少し遠目のテニススクールに通った。

誰よりも強くなるために。



テニス部のマネージャー、
後に名前を知ったがAAさんも俺に話しかけることは無くなった。ほっとする気持ちと罪悪感が胸の中をぐるぐると回って複雑だった。



半年程そんな日々が続いた秋頃__



?「メンバーの一人が急に来れなくなってね、良かったら相手してくれないかなぁ」


裕太「喜んで」




「おっ、いいねぇ、こいつ結構上手いんだ。なんてったってあの青学不二くんの弟くんで…」

裕太「コーチ!!」





?「んふっ、あぁそうですか。そんなこと(・・・・・)より君のライジングショットすごいね。びっくりしたよ」



彼女と同じ言い方をした観月さん



ほかのメンバーも関係ないと言ってくれた。




彼らはこの秋から聖ルドルフ学院テニス部員で地方から集められたらしい。全国を目指すために。




俺は驚いた。





実際に試合をしてみると強くて、



裕太「ここまで完敗したのは兄貴以来…あ、いえ…」


観月「…んふ。君のそのライジングショットが完璧なら危なかった。君はもっと伸びるよ!」

裕太「え」

観月「いい素質を持ってるのにこんなところで埋もれてるなんて信じられないなぁ。」



聖ルドルフは俺を不二裕太として接してくれる



彼女もそうだったのに、俺は目を背けて見ないようにした。



きっと、彼女の言葉が信じられなかったからだろう。



テニスを通して観月さんは、聖ルドルフを信じることが出来た。



裕太「あの!観月さん、聖ルドルフのこと聞かせてください」







俺の名前は、俺の活躍で覚えさせてやる




これが俺の答えだ!!





そして、酷い態度を取ってしまった彼女に…



Aさんにもう一度謝って
振り向いて貰うために!

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作者名:+1 | 作成日時:2023年2月18日 17時

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