青学マネの備忘録 2 【テニスの王子様】 (ページ15)

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タイブレークに持っていくまでの体力さえ菊丸くんには残っていなかった。

大石「悪いな、あとは頼んだぞ。桃、海堂」

桃城「…マジか」

柳沢「ほら見ろだーね！やっぱり当たっただーね。7-6！」

桃城「笑わせんなよルドルフさんよ。テニスにゃシナリオなんかねぇってことを教えてやる」

ダブルス1の黄金(ゴールデン)ペアが紙一重だったとはいえ、敗退は敗退。

私たち、青学にとっては常勝組の1敗はただの1敗では無い。

ダブルス2はまだ2-3だ。

『お疲れ様。菊丸くん、大石くん』

菊丸「にゃはは……ごめんね」

『どうして謝るの？ほらタオルとドリンクね』

大石「ありがとう、後でビデオ貰ってもいいかな？」

『もちろん。焼いて渡すね』

身体を冷やさないようにしっかりと汗を拭いてもらう。休める時に休んでもらわないと。

菊丸「俺たちの仇とってくんろー！いけー！桃！海堂！」

立ち直りの早い菊丸くんは大きな声で2年生2人を応援した。

桃城「行くぞ！1本集中！」

再び始まるかと思えば

《タイム！》

桃城「は？」