影浦隊のあの子【ワートリ】 (ページ10)

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本屋さんを出て

雑貨屋さんへ。

私が行きたがってたことを覚えていたらしい

水上「ここやろ」

『うん。ずっと気になってたの』

着いてきてくれてありがとうとはにかむと

また私の頭を撫でた

ｶﾗﾝ…という音と一緒にお店に入る。

『これ可愛い…』

水上「ほんまや、Aに似合いそうやな」

そう言って私の頭にバレッタを合わせる

『似合う？』

水上「おん。めっちゃ可愛ええよ」

『そう言われると買いたくなっちゃう』

水上「買ったろか？」

『ううん、他にも見たいから大丈夫！』

店内を二人で歩いて見て回り

水上「！…このシャーペンオシャレやな」

『ほんとだ。2色あるよ』

オレンジと黒

水上「色違いのお揃いにせぇへん？」

『それいい！なら…私は黒かな。隊服がそうだし』

水上はオレンジ色のシャーペンを手に取った

水上「…うん、手にもしっくりくるし、これにしよ」

そう言って私の持っていたシャーペンを取って

お会計に行ってしまった

『わ、私払うよ、』

水上「俺から提案したんやからええの」