影浦隊のあの子【ワートリ】 (ページ5)

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隣で鼻歌を歌いながら歩くのは

楠木A

同い年で大人しい性格をしているソイツだが

言いたいことははっきり言うやつだ。

まぁ今はそんなことどうでもいい

荒船「機嫌いいな、なんかあったのかよ」

『聞いてくれる？今日ね鋼くんと個人ランク戦やって7･3で勝ったの。』

荒船「珍しいこともあるな」

なんて揶揄うと

少し拗ねた顔で睨んでくるA

全く怖くない

この距離感が心地いいと思う反面

ぶっ壊して俺だけのもんにしたいと思っている俺がいる。

『夏になったらみんなで海行こうよ』

荒船「あいつら来るか？」

『どうだろ。私が誘ったら来るかも？なんて』

優しい顔で笑うソイツ

確かにお前が誘ったら全員間違いなく来るわ

俺だって行くし。

『もう7月かぁ…あっという間だね』

荒船「…だな。俺たちは受験もあるし」

『うぅっ…頭が痛くなる話題だ』

荒船「赤点取ったら殴る」

『楠木今恐怖した』