影浦隊のあの子【ワートリ】 (ページ25)

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僕とその人は違う学校だ

本部でも僕が会いに行かないと会えない

いつも誰かといるし、邪魔ばっかりされるケド。

『おまたせ、待たせちゃってごめんね』

菊地原「ほんとにね、早く行くよ」

手を取って歩き出す

『何がいいかな、キーホルダーとか？』

菊地原「それもらって嬉しいの？アイツ」

『…確かにキーホルダーなんて貰っても実用性ないもんね』

盲点だった…！という顔をするその人

まぁ、アイツなら喜ぶだろうけど

『にしても、私の弟と菊地原くんが友達なんてビックリだよ』

菊地原「僕もびっくり。アイツいつもAさんの話ばっかりしてる。シスコンすぎてキモイ」

そんなやつのプレゼントを買いに

二人で放課後に会ってるわけだ。

菊地原「てかなんでプレゼント？」

『テストが良かったって嬉しそうにしてたから』

菊地原「ふーん。僕も良かったんだけど」

『なら、菊地原くんにもプレゼントだね。』

菊地原「ん」

別に、羨ましいとかは思ってなくもない