赤と白【ヒーローズライジング】 (ページ27)

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無事だったのか！？と声がかかる

『細胞の活性化、新陳代謝の促進、ドーピング的効果もある。おかげでこんなに回復できたよ』

焦凍「A!!」

『ちょっ、抱きついてこないで。汚い。

すごい個性だよ。活真くん、ありがとう』

活真「…ブランシュ姉ちゃん…」

安堵で活真の目が潤む

Aはなんか私が泣かせたみたいで

微妙な顔をしていた

爆豪「ようするにあのクソ敵どもをぶっ殺せばいいだけの事だろうが。

半分野郎!!寝起き早々氷女に抱きついてんじゃねぇ！！」

切島「爆豪！！」

いつの間にかやってきていた爆豪に驚く

私のことは関係なのでは？

ああ、そっか爆豪って私の事好きなんだっけ？

忘れてた。

緑谷「必ず、君たちを守るよ」

爆豪「敵どもぶっ潰す」

『島の人たちも助けるよ』

もうこうなった以上、やるしかないし。

個性渡すなんてなんか、

ヒーローという立場上

ダメでしょ。

緑谷「絶対勝つ！」

呼応するように

全員に波及していく

焦凍「A、爆豪、緑谷、その意見乗った」

麗日「私も、島の人たち守りたい。戦おう！」

その言葉に続いて

上鳴「しゃーねー！松田さん家の耕作機、直さなきゃウェイだし」

飯田「俺だって、佐藤のおばあさんには長生きして欲しいと思ってる」

この数日間で飯田たちは島民から信頼を得た。

切島「俺もやるぜ！」

そう言って立ち上がっていくみんな

残りのクラスメイトも全員立ち上がり、

私たちの意見に賛成していく。

耳郎「私たちだってヒーローだもんね」

八百万「不可能だって乗り越えて見せますわ！」

そこにはさっきまでの張り詰めるような緊張はなくなっていた

焦凍「…すごいな、A」

『…何が？てか近い。離れて』

焦凍「お前らのおかげで空気が和らいだ」

『……………あっそ。』

みんなから湧き上がってくる希望と力強い闘志に

活真たちの緊張の糸も緩んだ

八百万「いつも言ってますもの」

飯田「さらに向こうへ」

「「Plus ultra!!」」

全員で突き上げた拳は力強い違いだった

蛙吹「でもどうやって？」

『緑谷ァ、さっきなんか言ってたじゃん。時間ないんだから早く言ってよ』

緑谷「う、うん。考えたんだ。作戦」

麗日「考えたって今！？」

爆豪「目覚めそうそうキメェんだよ。舐めプと同じくらい。」