赤と白【ヒーローズライジング】 (ページ12)

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その頃

漁港を見下ろす公園で真帆はちょっと出かけてくるから待っててと行方を言わず行ってしまった活真を1人待っていた

けれど遅すぎる気がして心配そうに眉を寄せた

真帆(本当に迷子になってたり…それと海に行って波にさらわれたり…)

嫌な想像だけが膨らみそうになっていた時、

活真「お姉ちゃーん！」

とかけてきた

真帆「どこ行ってきたの活真」

ほっとして迎える

活真「デク兄ちゃんのとこ」

真帆は驚いた

活真「昨日のこと謝ってきた！」

真帆「…どうして？」

活真「僕、お父さん好きだよ。お父さんのようなかっこいい人になりたい。でも…でも…」

一生懸命気持ちを伝えようとする活真に

真帆が驚いた時、

漁港の方からﾄﾞｶﾞｶﾞｯと大きな音がした

真帆「なに！？」

真帆は活真を守ろうと咄嗟に抱きしめる

活真「お姉ちゃん…防波堤が…」

防波堤を破壊しつつ漁港に入ってくるフェリー。

「なんでこっちに！？」

「うわぁー！」

「逃げろ！」

逃げ出す漁師たちの後にフェリーが勢いよく突っ込む

真帆「どういうこと？」

？「キメラ、マミー、邪魔をされたくない。陽動を」

？「やり方は？」

？「好きにしていい」

？「承知」

真帆「敵だ…絶対そうだ…」

目の前で起こった信じられない光景

慌てて活真を連れて滑り台の陰へと身を隠した

活真「お姉ちゃん、ヒーローに連絡して！」

真帆「でもあいつらまだ学生…」

活真「デク兄ちゃんなら助けてくれるよ！！ブランシュ姉ちゃんも！絶対に！」