白羽の矢が立つ 2 【呪術廻戦】 (ページ43)

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新田「6月盛岡、金田太一。8月横浜、島田治。9月名古屋、大和広。3人とも同じ状況で死んでるんすよ。自宅マンションのエントランスで呪霊による刺殺。
しかも全員死ぬ数週間前から同じ苦情を管理会社にチクってる。

オートロックの自動ドアが開きっぱなしだって。他の住人の心当たりはなかったっす」

呪術高専補助監督の新田明が
運転をしながら説明した。

車の中には後ろに伏黒、A、虎杖が。
助手席に釘崎が座っていた。

伏黒「でも日付も場所もバラバラ。同じ呪霊にやられたんですか？」

真ん中に座るAがタブレットを持って
それを覗く伏黒

新田「残穢だけだとちょっと断定はできなかったっす。そんで3人の共通点を調べたっす。3人とも同じ中学に2年間在籍してたっす。」

釘崎「って言うと昔3人が同じ呪いを受けて時が経ってそれが発動したって感じ？」

新田「そうっす。それ濃厚っす。」

4人、そして補助監督の新田含め、5人は

これからその中学と3人の被害者の共通の知人に話を聞きに行く。

しかし＿＿

虎杖「葬式…」

伏黒「…」

釘崎「ここがその知人の家？」

話を聞きに行こうと知人の家に向かったものの

どうやら、死んでしまったらしい。

新田「そう、なんすけど…」

Aはその家から4人の元へ戻ってくる。

釘崎「どうだったのよ」

『玄関の前で殺されたって。以前から鍵が開いてるのにドアが開かないって家族に言ってたらしい』

新田「…同じ死に方ッスね…」