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真希「おい、起きろ」


『…?』


真希「朝だバカ。目覚まし時計全部壊れてんぞ」



Aはゆっくりと起き上がって

自身を囲む目覚まし時計を見た。

そこには原型を留めていない目覚まし時計が。


『鳴ってました?』


真希「鳴ってた。けど勢いよく止まったから来てみりゃ……ったく、今日だぞ。交流会」


『……あぁ、そうでしたね…』

真希「お前…一年坊死んでから悪化したな」

『ん』



Aの頭を優しく撫でる真希


蹴ったり殴ったり、怒鳴ったりしているものの
なんだかんだ後輩が可愛くて仕方ないのだ。



『懐かしい夢を見たんです』


真希「夢?」

『入学前の、学長と面談……。あの時は、確かにわかってたんです。自分がどうして正しさに拘るのか。でも今は、本当にそれが理由なのか分からない』


真希「……お前は深く考えすぎなんだよ。楽に生きろ、楽に」



『……先輩面』

真希「先 輩 だ か ら な !!」




思いっきりAを殴った真希



痛がるAに真希は笑って

ガシガシと今度は頭を撫でた。

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作者名:+1 | 作成日時:2023年3月26日 13時

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