白羽の矢が立つ 2 【呪術廻戦】 (ページ14)

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昔から私は周りと少しズレていた。

思ったことを口にして、

相手を泣かせたことだって沢山ある。

そんな私に悠仁は、不器用なだけと優しく手を差し伸べてくれた。

正しい人間は好きだ。

平等に手を差し伸べる優しい人、

合理的で冷静な判断ができる人、

人の為に涙を流し支え合う人、

ひたすらに上を向いて努力する人、

私は、そんな人間が好きだ。

私を、1人にしないから。

1人になりたくない、

でも私は不器用らしい

人間と関わるのは上手くいかない。

だから私にも手を差し伸べてくれる
正しい人間が好きだ。

隣にいたい、私もそうなりたい。

正しい人間でいれば、
正しい人間の隣にいることを赦されている気がする。

『正しい人間の隣で正しい人間として生きるために、ココに来ました。
命懸けた後悔、それすらも正しいと信じます』

夜蛾「……4月、待っている」

『！』

夜蛾「合格だ。書類を取りに事務室に行け。」

『…はい！』

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無事合格を言い渡されたAは
そのまま部屋を出た。

夜蛾「悟、どうだ。お前から見てAは。」

五条「何一つ変わってない。"俺"が昔あった、そのままの姿ですよ」