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七海「そんなこと私にだって分かりませんよ。善人が安らかに悪人が罰を受け死ぬ事が正しいとしても世の中の多くの人は善人でも悪人でもない。
死は万人の終着ですが、同じ死は存在しない。それらを全て正しく導くというのはきっと苦しい。
私はお勧めしません」
虎杖「…」
七海「などと言っても君はやるのでしょうね。死なない程度にしてくださいよ。今日君がいなければ私が死んでいたように君を必要とする人がこれから大勢現れる。
虎杖くんはもう、呪術師なんですから」
__要するに私もアナタを術師として認めていない
2人が顔を合わせた直後、七海が虎杖に言った言葉だ。
虎杖は悔しそうな…何かを耐える表情を浮かべ
先に部屋を出ていった七海を追いかけるように足を動かした。
・
__正しい悠仁が、私は好きだよ
A、俺はそんなできた人間じゃねぇよ
そりゃ少しでもAに
隣にいて欲しいって言われるようなことはしてきたつもり。
でも、この世界に足を踏み入れてから
俺はいつしかお前のように正しい死に拘るようになった。
それは多分、爺ちゃんも関係あるんだろう。
正しい死に様なんて分かりゃしない
ならせめて、分かるまで…アイツを殺すまで
虎杖「(もう俺は、負けない)」
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作者名:+1 | 作成日時:2023年3月26日 13時