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ジリジリとうるさい目覚まし時計が部屋に鳴り響く。
Aは眉間に皺を寄せて勢いよく
それを止めた。
しかし鳴り響く目覚まし時計は1個では無い。
1つ止めたところで鳴り止まないそれに
釘崎「うっさいわ馬鹿!!!」
『…………のばら、』
いつもなら真希が止めに入るのだが
あいにく今は1人で走りに行っている。
部屋でゆっくり準備していた釘崎は
うるさすぎる隣にウンザリしていた
毎日毎日鳴り響く音に。
釘崎「アンタねぇ、1個で起きなさいよ。1個で」
そう言って全ての目覚まし時計を止める。
『おきれない』
釘崎「起きろ。」
二度寝に入ろうとしたAの布団を
思いっきり剥ぎ取り、叩き起す
もそもそと起き上がったAは
ジャージに着替えていく
釘崎「私もジャージ買いに行かなきゃ…可愛い服は全部こっちで買うつもりだったから必要最低限しか持ってきてないのよね」
『ねむ…』
釘崎「無視すんな」
スパーン!!と良い音がAの頭から鳴る。
釘崎「10時からしごき始まるから行くわよ」
『ん』
Aは机に置いてあったコンビニの袋から
栄養ゼリーを取りだして部屋を出た。
釘崎「ずっと気になってたんだけど、アンタ毎朝それだけ?」
『申告してないから食事ない』
釘崎「しなさいよ、アンタ料理出来ないんでしょ」
『……気が向いたら』
釘崎「それ向かないやつの言うセリフだから」
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作者名:+1 | 作成日時:2023年3月26日 13時