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ジャズside





Aちゃんと
2人でウォルターパークまで行くことになった。

前日に勇気出して連絡した甲斐があった…!




しかも…


ジャズ「(Aちゃんのお家の馬車で行くなんて……)」




リリィ家って厳しくて有名じゃなかったっけ?

そもそも今日のことも、
彼女の家が許可するなんて
思ってなかった。


それほど彼女の家は有名で厳格。



ジャズ「(釣り合わないんだよなぁ……)」



Aちゃんのことは好きだし、付き合いたい。


でも、彼女の家がそれを許さない。



だから、今だけは



『…じゃず、くん?』



今だけは、この距離で____




ジャズ「…なんでもない。楽しみだね、ウォルターパーク」


『……うん、わくわく、する』




あ"ー、かわいい。


もうなんか、なんか全部が可愛い


愛しくて仕方ない。私服もすんげぇ可愛いし。まじなんなの?




ジャズ「…てか、すげぇ乗り心地いいね…」



普通に交通機関を使っていくつもりで
誘ったが、

彼女の家の馬車で行けるなんて思ってなかった。


ジャズ「俺、これ乗ってよかったの?」

『…………言わないでおいてくれるって、』


ジャズ「…そっか。」


彼女の家はすごく大きくて
使用人の人数に腰を抜かしそうになった。


しかも弟くんもいて、
俺を見た瞬間すげぇにやにやしてた。


付き合ってることになってるため
何となく気まずい。


俺が付き合ってるなんて言ったから…。

ジャズ「(Aちゃん、その事知らないのかな…)」


『………ちょっとだけ、ねむい…』


ジャズ「ほんと?なら寝た方がいいよ。まだ時間かかるし…」

『そう、する……』


ジャズ「…え?」


Aちゃんは
俺の隣に腰掛けてきて


俺の肩に頭を乗せ、目を瞑った。




ジャズ「(…え????)」



なにこのご褒美みたいなシチュ


俺生きてる?大丈夫?



これから遊びに行くけど、

ウォルターパークにつく前に朽ち果てたりしないかな




すげぇいい匂いするし、ふわふわだし


なんか、なんかもう死にそうなんだけど。




ジャズ「…小惡魔かよ……好き…」

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作者名:+1 | 作成日時:2023年12月18日 22時

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