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ジャズ「Aちゃん、あのぉ…」


『…?』

ジャズ「この問題、教えて欲しくて」

『……急に、やる気……どったの、』


ジャズ「ま、まぁ?その…興味というか…」

リード「いろいろ、と?」



アホたちは、入間軍団の様子に感化され
勉強する気になっていた。


『…………なら、みんなで……やろ、う』


ジャズ「お、いいねそれ!俺計算のやり方まとめてみたんだよね」

ガープ「拙者もみたい!」

リード「オリアス先生からテストのヒント貰ったから交換しようぜ!!」



入間軍団も図書館から戻ってきて


クラス一丸となってテストに向けて勉強を開始。




そうして、それぞれの準備は進み、テストが行われた。






────



────────




──────────────────









カルエゴ「では、テストを返却する」




「「待って!」」


カルエゴ「あ"?」


リード「心の準備があるでしょう!?」

ジャズ「補習だけは嫌だ!!」

ガープ「願掛けの時間を!!」


カルエゴ「結果だが___」


「「ちょっとぉ!!」」



生徒たちの意見を無視して
カルエゴは話を進める。



カルエゴ「非常に残念なことに、今回の終末テスト、赤点補習者は……該当者なしだ。」




「「よっしゃぁ!!!」」



ジャズ「全員セーフ!!!」

リード「遊びに行ける!!!」




カルエゴ「粛に!!ついでにそこの3名整列!!」


並ばされたリードとカムイとガープ


カルエゴ「平均点以上をとった1(アレフ)2(ベト)に昇級だ。」


リード「まじか!!」


カルエゴ「アロケルは1(アレフ)から3(ギメル)に昇級」



アロケル「…」←学年1位


カルエゴ「リリィも2(ベト)から3(ギメル)に昇級」


『……………どう、も?』←学年3位



数字が変わったバッジを
じっと見つめるAの後ろから



エリザベッタ「すごいわ〜!」

『!』


彼女が抱きしめる。


エリザベッタ「優秀なのね!」

『……………………ん』



Aは嬉しそうにふわふわと高く高く上に上がっていく。


リード「めっちゃ照れとる…」

ジャズ「(うわ、デビかわ……………)」



耳だけじゃなく、顔までも真っ赤にして

浮かんでいるA。



彼女は勉強でどれだけ頑張っても
褒められることは無かった


『(………もっと、がんばりたい)』


少しずつクラスメイトが
彼女の心の中に、生活の一部に、なっていく___

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作者名:+1 | 作成日時:2023年12月18日 22時

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