小惡魔な君に 2 【魔入間】 (ページ16)

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翌日

既に瀕死状態の
エリザベッタ、リード、ジャズ、カムイ、ガープであった。

入間「ど、どうしたの？」

リード「我々はもうダメだ〜〜」

ジャズ「ギリギリまで粘ったが…」

ガープ「やる気が出ないでござる…」

アスモデウス「勉強始めたの昨日だろ。もっと効率よく勉強出来んのか。できるものに教わったり…」

リード「できるもの…」

ジャズ「よし、バカはこっちに集合」

アホと賢いでわかれた彼ら。

賢いに値するのは
アロケル、サブノック、アスモデウス、今お仕事で不在のクロケル、そしてA。

それ以外はアホの方に。

アスモデウス「よし、解散！！」

「「見放された！！」」

アスモデウス「この人数を教え切るのは無理だろ。私は入間様につきっきりだしな。そこの3名は教えるの向いてないだろうし」

ジャズ「正論…」

より頭を抱えたアホたち。

Aはふわふわと浮かびながら
拷問学の教科書と薬学の教科書を同時読みする。

こう見えて彼女は優秀で才能がある。

リード「休み潰れるよぉぉ！」

入間「みんなの休みの予定って…」

リード「よくぞ聞いた！！魔界には遊び場がいっぱい！なんといっても外せないのは遊園地、ウォルターパーク！」

血みどろプールに
絶叫フェス、ショッピングなら吸魂の館
他にも祭りや色々とある遊び場だ。

彼らはその話で大盛り上がり

Aはどこも行ったことがないので
教科書を読みながらハテナをうかべる

アスモデウス「遊びの話になるとすぐ元気になるな。全く……い、入間様？」

クララ「入間ち？」

入間「いや、なんか、すごく…楽しそうで！！」

彼もまた、バイトオンリーだったため
行ったことがない。

リード「2人とも行ったことないの！？」

入間「う、うん」

『…………ん』

入間「(Aさんもないんだ……)」

ちらっとAの方を見る入間

Aはなんとなく視線を感じて
顔を逸らした。

リード「なら一緒に行こ！！！」

入間「いいの！？」

ガープ「一緒に遊ぶでござるよ〜」

入間「みんなとお出かけ……うん！！」

『(…許してくれるかな)』

カルエゴ「まぁ、テストを乗り切れればの話だがな」