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少し離れた場所で問題集を解く入間たち。


アスモデウスは正答率100%なものの
入間は全問不正解。

それは彼が人間だから。


入間「(勉強向いてな……ん?)」


ふと目に入った問題集


入間はスラスラと解いていく。


Aはふわふわと飛んでジャズたちから離れる。


入間の前に座り、問題集を覗き込んだ。


『………100点』

入間「…うそ…」


「「えぇ!?」」

リード「うわ、まじだ!!」

クララ「入間ち、かしこー!」


Aのつぶやきでワラワラとクラスメイトが集まってくる。


アスモデウス「魔界歴史の空想生物学ですよね!このような才能がおありとは!!」

ガープ「100点なんてすごいでござる!」

エリザベッタ「ステキ♡」

ジャズ「やっぱ頭いいんじゃね?」


ここでいつもの入間なら
ありがとうと返すところだが、

慣れない勉強で初めて100点をとったことで
その様相は少し変化していた。



入間「そう……かな?」



"勉学高揚(スタディーズ・ハイ)"

点数をとる快感に入間のテンションはバカになっていた。


リード「天才だよ!」

入間「そう…だろうか?」


アスモデウス「次の授業は魔歴!入間様が100点を取られた教科です!ここは魔歴を極められてはいかがでしょう!?」

入間「よし!行こう!」


いってらーとクラスメイトに見送られ、
入間軍団は魔界歴史の教室へ向かった。




『……』


Aはいつもと変わらない表情で
入間の解いていた問題集を眺める。


『(人間の手足、猫の好物、犬は動物かどうか……)』




悪魔のようで、悪魔のように見えない入間に

疑問を抱いたA。



『………変なの』

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作者名:+1 | 作成日時:2023年12月18日 22時

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