赤と白 2 【ヒロアカ】 (ページ43)

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今から肝試しが始まる

つい先程、クラスメイト5人が補習でいなくなった

最後の最後まで嫌がっていたが、仕方ない。

私のペアは

『…耳郎…』

耳郎「………私怖いの無理だから」

『…手、繋ぐ？』

耳郎「腕借りる」

『あ、そう』

12分後

ピクシー「三組目！」

『行こか』

耳郎「あーもうヤダヤダヤダ…死ぬ」

『こんなんじゃ死なないけど』

耳郎「気持ちの問題！！！」

と、怒られながらも暗闇を進んでいく

小大「ん」

耳郎「ぎゃぁぁぁあああああああ!!!」

『…うるさ…』

B組女子が地面から頭を出す

耳郎「もうほんと無理……腰抜けた…」

『………背中乗れば。』

めんどくさいけど仕方ない。

腰が治るまで待つとかありえないし

そう言っておんぶをする

すると

『…！』

耳郎「………な、に、これ…」

焦げ臭い

ﾄﾞｻｯ

と、背中が軽くなる

『！』

耳郎さんが私の背中から落ちている

気を失っているようだった

私は咄嗟に口元を抑える

『(これ吸ったらいけないやつ…)』

どうするべきなのか…

耳郎さんをもう一度抱えて施設に戻ろうと歩き出した