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NOside
エマ｢また本よんでる｣
ノーマン｢そんなにおもしろいのかな？｣
『……わたし、はなしかけてくる！』
少し離れた場所から幼い3人は
木の下で本を読むレイを見ていた。
Aはトテトテとレイの元へ歩いていく。
『レーイ！』
レイ｢…なに？｣
本から顔を上げて2人は目が合った。
『ずっと本よんでるね』
レイ｢まぁ…うん｣
きょうだいの中でレイだけが知ってるハウスの真実。
Aはそれに気づくことなく、
にこにこと笑いながらレイを見つめた。
レイ｢………それだけ？｣
『もっと本よんだりする？』
レイ｢…たぶん｣
Aは"そっか！"と笑いかけて
イザベラの方へ駆けていく。
レイは元気なAを見つめたあと
再び本に目を向けた。
数日後、Aの小さくて白い指先には
たくさんの絆創膏が。
レイ｢……これって、｣
『しおりっていうんだって！ママがいってた！』
レイ｢…くれるの？｣
『うん。レイ、いつも本よんでるから……。わたしは、エマたちと鬼ごっことかしてるし…でもレイは、ひとりでしょ？』
"このしおりをみて、わたしのことおもいだしてね"
Aはそう言ってレイに布で出来た栞をあげた。
レイはなんだかくすぐったくて目を逸らす。
レイ｢指、それ、これ作ったから…｣
『えへへ、がんばっちゃった』
レイ｢うれしいけど……けがはしてほしくないから、きをつけろよ｣
『…うん。きをつける』
Aは照れながら、
エマやノーマンの方へ走っていった。
･
レイは、そんな懐かしい夢から覚めて
自分たちを助けてくれた鬼のソンジュとムジカの元へ行く。
ムジカ｢あら？もう起きたの？｣
レイ｢………あぁ。｣
ムジカ｢昨日ね、エマに家族を教えてもらったの｣
"家族"と聞いてレイは夢に出てきたAが脳裏に浮かんだ。
ムジカ｢レイは、Aって子と仲が良かったのね｣
レイ｢＿＿＿＿まぁな｣
ムジカ｢………Aって子の名前、どこかで聞いたことがあるわ｣
レイ｢…は？｣
ムジカ｢気の所為かもしれないからあまり気にしないで。変なことを言ってごめんなさいね｣
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レアン(プロフ) - すっごく面白かった！まだまだ書いてほしい！ (12月23日 2時) (
レス) id: 3081bc0ac9 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - すごく面白いです！タイプすぎます！！！これからも更新待ってます！頑張って下さい(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))♡ (11月20日 7時) (レス) @page40 id: 54ebdb314d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＋1
| 作成日時：2023年11月7日 21時
