赤と白【ヒロアカ】 (ページ34)

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轟side

轟「鬱陶しい…！そんなクズの道具にはならねぇ！記憶の中の母はいつも泣いている…。お前の左側が醜いと。母は俺に煮え湯を浴びせた」

緑谷「っ」

その時、Aは寝ていたから

Aに火傷の跡はねぇ。

今も昔もそれでよかったと思う。

轟「ざっと話したが、俺がお前につっかかんのは見返すためだ。クソ親父の個性なんざ…いや、使わず1番になることでやつを完全否定する」

緑谷「ま、待ってよ。…轟さん…Aさんは…？」

轟「あいつは関係ねぇ。今は……俺に冷たい態度をとってるが、俺が1番になれば、俺が使わずに1番になればあいつは俺を見る」

緑谷「………」

なんで俺に当たるのか

俺を見ないのかは分からない

教えてくれない。

話しかけても無視されるし

手を払われる。

それでも

轟「俺は俺と、Aのためにも1番になる。」

緑谷(…それを、彼女は知っているんだろうか…)

轟「時間取らせたな」