赤と白【ヒロアカ】 (ページ40)

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『…はぁ…』

1回戦が終わりほっとする

すると

《START!!!》

と、

爆豪VS麗日の試合が始まった

これまた興味無いのでみんなの方には行かず

廊下で黄昏れていると

？「ここにいたか」

『！………………お父さん』

轟炎司

私の父

いや、私たちの父親

エンデヴァーが現れた。

父「焦凍の邪魔だけはするなよ」

『…………わかってるよ』

父「なんだその言い方は」

『………………』

なんで

あいつばっかり

アイツの個性が熱と氷だから？

私は氷だけだから？

それでもお母さんの上位互換だよ

焦凍とは違って

温度は下げれるし

氷も好きな場所に好きな形で

好きなように出せる

それだけじゃダメなの？

燈矢にぃとは正反対な個性だけど

似てるじゃん

燈矢にぃの時みたいに

私のことも

見てよ。

焦凍さえ居なければ

そこは

私と燈矢にぃの居場所だったのに

父「ここにいないで、少しでも試合を見る努力をしないか。大した個性を持っていないんだからな」

『っ………この個性を…バカにするな！！この個性は………………お母さんから受け継いで………燈矢にぃのためにある…個性なんだよ！！』

父「まだそんなことを言ってるのか!!!燈矢はもう死んだんだ！！いつまでも甘いことを言うな！！」

そう言って私はお父さんに殴られた

痛い

痛い

頬だけじゃなくて

胸も痛い

焦凍が

片割れが

あいつが

あいつさえ居なければ…!!!

『…燈矢にぃは…迎えに来てくれるもん…』

父「無理だ。あいつはもう死んだ」

『…死んでない！！…きっと、きっと！！生きてる！！』

父「死んだ！！！葬式もやっただろう！！！」

そう言ってお父さんはその場から立ち去った

私はただひたすらに痛かった

頬も

心も

『………………燈矢にぃ…』

……To be continued