赤と白 6 【ヒロアカ】 (ページ31)

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文化祭の時とは比べ物にならないくらい盛り上がる

プレゼント交換では

『要らない！！！捨てる！！！』

「「轟ィ止まれ止まれ！！」」

『……………』

「「無言で捨てようとするな！！！」」

とクラスメイト全員に止められる

『なんで焦凍からなの!?………売ったらお金になるかな……』

瀬呂「やめろって！！」

轟「そんなに嫌か？」

『嫌ですけど？』

轟「………」

緑谷「轟くんがキノコ生やしてるって！！」

『ほっとけ』

峰田「轟ってどっちも色々残念だよなー」

轟「それどういう意味だ…」

峰田「いやいや！！悪かった！轟、お前は残念じゃねぇよ！？」

と片割れは峰田の胸ぐらを掴んでいる

轟「Aのどこが残念なんだ。天使すぎるくらい可愛いだろうが！」

峰田「そっちかよ！？」

『(あほらし)』

焦凍からのプレゼントは

ミサンガだった

『手作りとか余計要らないんだけど』

緑谷「轟くん、指たくさん怪我しながら頑張って作ってたよ！」

『あっそ』

ミサンガでどうやって指を怪我するんだろうか

たしかに峰田の胸ぐらを掴んでいる

焦凍の指は絆創膏がたくさん貼られていた

『(いやほんとどうやったらああなるの？)』

謎にも思ったが

口にしたら余計めんどくさく、

ややこしくなりそうなので

墓場まで持って行こうと誓い、

そのままミサンガをポケットに突っ込もうとすると

轟「これは腕につけるものだ」

『…は、？』

轟「………よし。つけ終わった。似合ってる」

『…………切るか』

「「なんでだよ！！」」

ボロボロなミサンガ

これ下手したらもうすぐ切れるんじゃないかってレベルで解れてる

だから期待していない

期待する気もないけど

ミサンガに想いを込めた

『(焦凍が私を嫌いになってくれますように)』

不意に思い出す

＿兄が生きてたって言ったらどうする？

対抗戦の時に1人呟いて消えていったセリフ

何故かあの時

自然と口から出たセリフ

『(違う。あれは燈矢にぃじゃない)』

先程の願いと別でもうひとつミサンガに願いを込めた

『(あれが燈矢にぃじゃありませんように)』