赤と白 6 【ヒロアカ】 (ページ42)

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エンデヴァー「そろそろ学校に送る時間だ。Aも乗っていけ」

『…いい。エッジショットの迎えあるし』

エンデヴァー「!?あいつのか！？」

冬美「気をつけて帰ってね！」

『………………姉さん、ごめん』

冬美「…え？」

私はそれだけ伝えてエッジショットの待っている元へ行き、

寮に戻った

みんなにおつかれなど声をかけられるが

全て無視して部屋に入った

『…………』

＿本当は優しい子だから

『優しくないよ』

あいつを許す気なんてないし

全てを奪ったあいつが嫌いだから。

焦凍さえいなかったら

『私の隣には燈矢にぃがいたのに』

嫌だな

燈矢にぃにいつまでも縋り付いている自分が。

嫌だな

プライドが引っかかって気づいたら置いてかれてるの。

嫌だな

いつまで経っても母親に会いに行けない自分が。

＿本物の指輪を持って迎えに行くからな！

苦しいな

燈矢にぃの言葉が。

私も

前を向きたい

私も

焦凍みたいに

許せる準備をしたいよ

でも

私の記憶の中の燈矢にぃは

いつも

いつも

焦凍を

私の片割れを憎んでいるんだ

『…簡単に…許せるわけ…ないんだよ……』

私は優しくないから