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ノーマンside
ノーマン｢君、今回限りの即席内通者じゃないだろ｣
突然の密告や即席のスパイをママがここまで信用するわけが無い。
少なくとも、
怪しい僕らをつけてきたあの日既に
レイは内通者だった。
ママは、あの日既に内通者をもぐらせ、特定を済ませていた。
ノーマン｢実際いつから？｣
レイ｢ずっと前から｣
ノーマン｢…スパイに限らず、ママの手下だったのか…！｣
監視、保安、商品の向上、
レイはママが家畜を統制する上で
望む方向に内から誘導する装置。
レイ｢要は、羊飼いにおける牧羊犬さ。｣
何食わぬ顔で、家畜のフリをして、
何年もずっと＿＿＿＿＿
ノーマン｢…装置もスパイもレイ1人だよね？｣
レイ｢あぁ。｣
ノーマン｢全部知ってて加担してたってわけ｣
レイ｢あぁ。｣
ノーマン｢全て嘘だったの？｣
好きな人を売れるほど、そんなに浅い気持ちだった？
それとも、好きだからこそ…何も知らずに死んで欲しかった？
ならどうしてあの日＿＿＿＿＿。
ノーマン｢ママにどこまで話した？発信器は壊せるんだよね？｣
レイ｢それを聞いてどうする？返答次第で俺を切るか？｣
ノーマン｢切らないよ。そばにいてもらう。｣
レイを通して制御できている。それでママが僕らの即出荷をしないでくれるなら
手放すのはシンプルに危険だ。
ノーマン｢良かったね、君は露見を隠し通せる。｣
レイ｢…何が望みだ｣
ノーマン｢3つ。｣
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作者名：＋1
| 作成日時：2023年11月4日 13時
