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クローネ「ひとつ、質問をしても?」


イザベラ「なにか?」


クローネ「この少女について。資料のここに押されているアルファベットは何ですか?」




ある少女の資料にだけ
大きく赤い判子が押されている。


イザベラ「…彼女は別なのよ。私の子供達の中でも…特別なの」

クローネ「…まさか、推薦するつもりで?」

イザベラ「そうね、それも選択肢のひとつよ」



いまいち要領の掴めないクローネは
疑問を浮かべたが、

イザベラの様子からそれを聞くことは出来なかった。

イザベラ「仕事に戻りなさい。私の可愛い子供たちが待っているわ」

クローネ「…かしこまりました。」


そのまま部屋を出ていったクローネ。


イザベラは判子の押された少女の写真を撫でる。







ママ「……____可哀想に」




資料に書かれた少女の名前は



Aだった。

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作者名:+1 | 作成日時:2023年11月4日 13時

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