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レイ｢鬼…農園…ママが敵…？やばくね！？あ、だから格子窓！｣
｢｢『(飲み込み早っ！！)』｣｣
エマ｢え、ていうかすんなり信じてくれるけど…｣
レイ｢は？当然だろ。Aとノーマンがこんな間抜けな嘘つくかっての。
エマならともかく｣
エマ｢信頼の差！！！｣
彼女もそういう嘘はつかないと思うけれど。
レイ｢＿＿＿で、実際逃げるとなると問題は色々あるが…まずは人数だな。｣
ノーマン｢！｣
レイ｢いくらなんでも全員は無理だ。実現可能なメンバーに絞って…｣
エマ｢待って。全員で逃げたいんだ、力を貸して！｣
レイ｢全員？冗談だろ？｣
私とノーマンは思わず顔を背けてしまった。
レイ｢エマ、気づいてないだろ。"出る"だけじゃ、ダメなんだぞ｣
外が、どうなってるか分からない。
レイ｢外に待つのは"鬼の社会"だ。人間の生きる場所なんて最悪どこにもないんだよ｣
それでも逃げようとしているのが私たち。
殺されるくらいなら、分からない外に出たいんだ。
レイ｢不可能なんだよ。連れて出りゃ全滅は見えてる。"置いて行く"それが最善だ。｣
エマ｢やだ｣
レイ｢は？｣
『ふふ…』
エマ｢無理でも私は全員で逃げたい！何とかしよう！
ないなら作ろうよ、人間の生きる場所。
変えようよ、世界。
私は折れない。決めたから。
＿＿＿だからレイが折れて！力貸して！！｣
ノーマン｢あははっ…！｣
『ふふ、エマはどんな時もエマだね』
エマ｢それ褒めてる！？｣
『褒めてるよ。好きだなぁって思ったの』
エマ｢えへへー、私もAのこと好きだよ！｣
『ありがとう』
レイ｢…………くっそ、おいコラ
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作者名：＋1
| 作成日時：2023年11月4日 13時
