白羽の矢が立つ【呪術廻戦】 (ページ2)

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虎杖「本当にいいんすね、先輩」

杉沢第三高校、家庭科準備室では

3人の高校生が心霊現象研究会として活動していた。

佐々木「…うん」

井口「おう」

緊張感漂うそこで真剣な表情で頷く2年の佐々木と井口。

虎杖「よっしゃ、いくぞ！！」

2人の頷きを合図に虎杖はソレに手を添えた。

虎杖「＿＿こっくりさん、こっくりさん！生徒会長がギリ負ける生き物を教えてください！」

3人が添えた10円玉はゆっくりと動いて

虎杖「クリオネだってぇー！雑ッ魚！！」

一気に張り詰めた雰囲気が解ける。

「オカ研！！」

虎杖「お、プランクトン会長どったの？」

「殺すぞ…。」

そんな室内に生徒会長が勢いよく入ってくる。

「活動報告のない研究会にいつまでも部室をあてがうほど、この学校は広くない！言ったはずだ。
ここは今日から女子陸上部の更衣室となる。速やかに立ち去れ！」

虎杖「ウチの先輩方を舐めてもらっちゃ困るな、会長」

そう言って机に叩きつけたファイル。

「なんだそれは」

佐々木「新しいネタですよ。しかもこの学校にまつまるね。

我が校のラグビー場が閉鎖されてる理由はご存知ですね？」

「あぁ、利用者の多くが体調不良を訴え入院したからな」

佐々木「その通り！おかしいと思いませんか？殆どがあの屈強なラガーマンですよ？
実は彼らが体調を崩す直前、奇妙な物音や声を聞いたそうです。そこでこの30年前の新聞記事です。

建設会社の吉田さんが行方不明となったという記事。最後の目撃情報はココ！
建設途中の杉沢第三高校！」

つまり、要約すると

ラグビー場には吉田という人間の死体が埋まっていて一連の騒ぎは彼の怨霊によるものだったと＿＿

「＿＿＿いや、マダニが原因だそうだぞ」

虎杖「だからなんだよ！オカ研がオカルト解き明かそうとしてんだから立派な活動報告だろーが！」

「ガキの遊びじゃないんだよ！妙な噂ばっか流しやがって。そもそも一番の問題は虎杖悠仁！

お前の籍がオカ研ではなく陸上部にあり、同好会定員の3名に達していないということだ！！」

高木「俺が書き換えた！」

2人目に現れたのは陸上部顧問。

高木「虎杖、全国制覇にはお前が必要だ」

虎杖「断るって言ってんだろ！」

それから、陸上部かオカ研か

2つを巡って虎杖と高木の勝負が始まる。