小惡魔な君に 【魔入間】

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数日後、学校新聞のトップ記事に入間が載っていた。



リード｢よっ！有名人！くろむちゃんより記事でかいじゃん！｣

入間｢くろむ？｣

リード｢知らないの！？ほら下！"アクドルくろむちゃん！"魔苦針ドームで朝昼晩ライブ開催！｣


入間｢あくど…？｣


リード｢そっからなの！？｣

アスモデウス｢仕方あるまい！入間様は幼少期より理事長の下で大切に保護されてきたため世情には疎いのだ！！｣


入間｢(そういう解釈だったのか)｣



彼は人間であり、人間界では苦労して生きていたため、アクドルもアイドルも知らない。




アスモデウスがアクドルの語源を説明し始める。


"悪を取る"で、アクドルなのだ。

悪魔にとって暴力的加虐的な思想が高ぶるストレス周期がある。

その周期を抑えるために魔界には娯楽が数多くある。アクドルもそのひとつなのだ。

悪意を興奮で塗り替えて発散させる。

人気アクドルは魔界でも優遇される。


リード｢中でもくろむちゃんは若手のエース。パフォーマンスよし！歌よし！というか、かわいい！これに尽きる！！！｣


カムイやガープも可愛いと囃し立てた。


『……リードくん、くろむちゃんのこと、好き、なの？』

リード｢そりゃ男はみんな好きでしょ！！！｣


『………ジャズくんも？』


ジャズ｢え、んー………俺は、その…｣




"嫌いでは無いけど、くろむちゃんよりAちゃんの方が…"

とジャズは見つめてくるAの方をチラチラと見る。



《いるまくん、いるまくん、至急放送室へ来てください》


放送が入って入間は話を切りあげた。



ちなみに、アクドルのくろむちゃんは


問題児(アブノーマル)クラスの
クロケル･ケロリである。



そのあと、入間軍は

放送師団の人から余ったチケットを貰い、
くろむちゃんのライブに行き、

色々あってステージに立ち、大目立ちすることになる。




そして再び学校新聞に

入間の女装姿が載る訳だが…


それはまだ誰も知らない。

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