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シフトが終わると、Aは弟と合流。

サブノックの魔王劇を見たり、処刑玉砲師団(バトラ)の出し物を体験したり、
遊戯師団、魔術開発師団の方にも顔を出した。


リードとジャズはAの弟の様子に、
性格が似てない…!と衝撃を受けていたが。

そのあと日が落ちると、魔具研究師団の花火が何発も打ち上がり、生徒たちはそれを見るために足を運んだ。


弟はなかなかに楽しんだのか、手を振って帰った。


『(1人になっちゃった……この後どうしようかな、)』


1人でふわふわと浮かびながら披露会を回っていると、

トンッと軽く誰かにぶつかったA。


『ごめっ………んなさい、』

?「いーえ。怪我は?」

『な……ないです…』


Aは、すごくジャズくんに似てる……と思わず見つめてしまう


?「あ、坊主の好きな子(・・・・)じゃん」

『……………(聞かなかったふりしよう)』

?「話聞いてるよ〜。無理やりだけど」

『……………ハィ…』

?「普通に可愛いじゃん、坊主もませてんなぁ」


ケラケラ笑うその人にAは困惑した。

ジャズ「兄貴!!何ナンp………Aちゃん!?!?」

『…………じゃず、くん』

Aは今まででいちばん速いスピードで
ジャズの後ろに隠れた。


ロック「気に入られてんじゃねぇか、」

ジャズ「…………何も盗んでねぇよな」

ロック「弟の好きな子(・・・・)から()盗らねぇって」

ジャズ「言うなよ!!!」

最悪な形でバラされたジャズは
後ろに隠れるAのことを見ると、

Aは魔ーメンを買っていた



ジャズ「……まじか」

ロック「脈ナシだな」

ジャズ「もう帰れ!!Aちゃんから財布盗んでないよな…?金品とか」

ロック「盗んでたら魔ーメン買えてねぇよバカ。少しは頭使え…あぁ、使う頭ねぇか!」

ジャズ「おい!!」

ロック「そもそも盗ってんのはお前(・・)だろ」

ジャズ「うっ……」



ケラケラ笑いながら立ち去ったロックに

ジャズは頭を抱え、すぐにAに確認した。


ジャズ「Aちゃん、兄貴に何もされてない!?大事なもん盗られたりとか…」


俺もたまにAちゃんの私物盗っちゃうけど…と心の中で罪悪感を口にした。


ちなみに私物を取られても気づいていないのがAだ。彼女には大切なモノなど持っていないので。

『ス魔ホと財布あるから、だいじょぶ』

ジャズ「…なら良かった。って俺の財布がねぇ!!クッソスられた!!」

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+1(プロフ) - かみきれさん» コメントありがとうございます!好きって言ってもらえてとても嬉しいです。最近好きになった作品なので粗雑な所もあると思いますが応援お願いします〜! (7月21日 23時) (レス) @page31 id: c0149b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
かみきれ(プロフ) - うわ、好きです。とても好きです。夢主ちゃん可愛いですね、好きです。お気に入り登録失礼します! (7月21日 16時) (レス) @page30 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:+1 | 作成日時:2023年7月20日 18時

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