小惡魔な君に 【魔入間】

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ジャズside







目玉焼き(たこやき)を
美味しそうに頬張るAちゃん


ジャズ「(デビかわ〜〜！！)」




『…………ん、チョコバババも欲しい』

ジャズ「いい食べっぷりじゃん。俺買ってくるわ」


はぁ、可愛い


つい財布の紐が緩くなってしまう

まぁ、それと同時に盗んで収入も得ているわけなのだけれど。

どちらかと言うとマイナスではなくプラスになっているので関係ない。


ジャズ「(俺もチョコバババ食お)」


あ、りんご飴も食べるかな

てか昨日は気づかなかったけど、魔ーメン売ってんじゃん


チョコバババ買ったらAちゃんとこ戻って、いるか聞こ。



お待たせー、とブツを持って戻ろうとすると


何やら知らん男に声をかけられているAちゃんが。



「デビ可愛いじゃん！」

「1人なら案内してよ、」


『……………………………』



ピシッ！と思いっきり固まって動けなくなっているAちゃんは多分、あれ怖がってる



表情には全く出てないが、

何となく雰囲気で読み取れるようになったのだ。


ジャズ「お兄さん達〜、見る目は悪くないけど声かける相手間違えたらダメっすよ〜。この子は俺のなんで。」

「彼氏持ちかよ…」

「別の子行こうぜ」



おいおい、ソレ目的で披露会来んなよ


ジャズ「あー、Aちゃん大丈夫…じゃないよな」

『………………ン…』



ぎゅっと俺の制服の裾を握ってきた


ジャズ「え、ちょ、あの、」


何このご褒美！！ありがとうございます！
可愛いです！！！


ってちげぇよ！！


俯いていて顔は見えねぇけど

泣いては…ないと思う。

ジャズ「怖かったよな、師団の方の仕事いける？」

『………………それは頑張る』

ジャズ「無理はすんなよ。しんどかったら俺んとこ来ていいし…」


というか来てくれたら喜ぶ


『…………チョコバババ、』

ジャズ「食い気の方が勝ったか」

『…ありがとう、じゃず…くんがいてくれて、良かった』

ジャズ「はわ……」

『…(はわ？)』

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