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Aはリードとジャズを無視して、

悪魔の頭上を飛んで人混みを抜けていく




『………せんぱい、』


キリヲ「…Aちゃんやん!また魔具研究師団来る?」


あれ以降、Aはたまにその師団に行っては
キリヲと楽しく話をしている。

『…………………ん』

と言ってもアミィ・キリヲの計画を
Aは知らない。

ただ、いいように魔力とその家系能力を使われているだけ。

キリヲ「どこの師団に入るとか決めたん?」

『……サキュバス』

キリヲ「…大胆やなぁ…。」

2人で仲良く話をしていると


突然キリヲに目掛けて何かがぶつかる。


それに巻き込まれたAは能力で

倒れないよう踏ん張った。



「「ごッ…ごめんなさい…」」


ぶつかったのは入間。



入間「あのッ、すみませ……死んでる!!!」

キリヲ「びっくりしたぁ。死んだかと思ったわ〜」

『血』

あの時と同じように真っ白のハンカチを口元に持っていき、拭いてあげるA


キリヲ「僕身体弱いんよ。大丈夫。吐血なんてしょっちゅう…」

入間「それは大丈夫なのだろうか…」

キリヲ「Aちゃんもこれおおきに。って…あ〜!悪食の指輪やぁ!ってことは僕の首輪に反応したんやなぁ。
これもそれと同じ金属でできてるから」

『…せんぱい、魔具、魔具片付けないと…』

キリヲ「わぁ〜ほんまやぁ。ぐちゃぐちゃや〜」

入間「すみません!僕のせいで…」

散らばった魔具を拾い上げていくキリヲとA

入間も手伝おうとすると


「邪魔だなぁ、さっさとどかせよ!」

「おい、その人上級生じゃ…って2(ベト)かよ!」

蹴られた魔具がそのままキリヲのおでこにあたる。

入間「大丈夫ですか!?」

『………蹴る必要性…』

キリヲ「2やしなぁ…僕魔力が少のうて。首輪も魔力を貯めるように作ったんよ。

ほんでいつかは魔力がない悪魔でも使うと活躍出来るそんな魔具を作りたいんや」

入間「!」

キリヲ「じゃ、僕はこれで。Aちゃんもまた会おな」

『ん。お元気で』

キリヲ「そんな一生の別れみたいな…」

ヒラヒラと手を振るAにキリヲも同じように返した。ハンカチはもちろん彼の手に。



入間「…えっと、A…さん?」

『……………入間くん、変』

入間「えっ」

『悪魔らしくない』


彼女は入学当初から入間の様子をずっと見ていた。

『…入間くんを見てると、ワクワクが止まらない』

入間「ワクワク…」

『だから…………期待してる。またネ』

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+1(プロフ) - かみきれさん» コメントありがとうございます!好きって言ってもらえてとても嬉しいです。最近好きになった作品なので粗雑な所もあると思いますが応援お願いします〜! (7月21日 23時) (レス) @page31 id: c0149b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
かみきれ(プロフ) - うわ、好きです。とても好きです。夢主ちゃん可愛いですね、好きです。お気に入り登録失礼します! (7月21日 16時) (レス) @page30 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:+1 | 作成日時:2023年7月20日 18時

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