小惡魔な君に 【魔入間】

12 ページ12

･





スージー「ふぃっ、魔術授業でぇす。
特殊な苗に手をかざして

"クワンックワンッ"」



植物塔にて、魔生物担当のストラス･スージーが問題児(アブノーマル)クラスの授業をしていた。


魔術を唱えると、苗は成長し、花が咲く。


スージー「自分の魔力を形として見る！コツは頭の中に完成形を思い浮かべることでぇす。」


この授業には上級生や生徒会も見に来ている。
普通なら生徒会は下級生の塔にはほとんど来ないが、このクラスにはアスモデウスが居る。


ガープ「一体何をしに…」

サブノック「愚問！2(ベト)位階(ランク)にしてじき魔王！

この己(うぬ)の拝見に決まっておろう！」


「「何その花！？」」


サブノックが咲かせた花は

自分で鉢を壊してしまっている。


サブノック「破壊神と名付けた！」

ジャズ「いや、鉢壊しちゃダメだろ。」

『……………お花死ぬ』

スージー「評価B+」

サブノック「何故！！！」


アスモデウス「フンッ、全く品のない！」

彼の咲かせた花は燃える花


スージー「キレイ！A+です」

アスモデウス「これが気品というもの…」

サブノック「花には水(･)をやらねばな」

アスモデウス「あ"ぁぁああ！！」



せっかくアスモデウスが咲かせた燃える花を
サブノックが水を被せ消してしまった。

13→←11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す