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そのあと、

黒い影に自ら触れたサブノックとアスモデウスは魔力を吸われ、倒れてしまった。

カルエゴが入間の肩に触れ、
その黒い影をよく見せろと言葉を発しようとした瞬間、カルエゴの左腕が無くなった…

と、思われたがそれは黒い影の威嚇で実際には失っていない。

入間の腕ごと吹き飛ばそうとした彼に
突然理事長であるサリバンが現れ、事態を見事に収拾させた。

入間の右手にはめられた指輪は、

悪食の指輪と言って、持ち主の魔力を貯めておく魔具なのだ。ただ中身が無くなると無差別に魔力を食べるものでもあるが。


そんなこんなで初授業も何とか終了し、
測定不能の入間の位階(ランク)
一番下の1(アレフ)となった。



本人は1番下なら目立たないと思い、安心しているが別の部分で目立ちすぎて悪名に拍車がかかったことを彼はまだ知らない。




次の日、本格的に授業が始まる





サブノック「ム…」

『…………おはよう』

サブノック「…あぁ。」


教室に向かう途中、サブノックとAはちょうど鉢合わせてしまった。

サブノックは魔王を目指している。
リリィ一族は魔王の妃として娶られるために存在する。

下手したら2人は将来婚約の義を交わす可能性もあるわけだ。

ふわふわと浮かびながらサブノックの後ろをついて行くAに、サブノックはもどかしい気持ちになる。


サブノック「A、ヌシは歩くのが遅い!」

『…………………(歩いては無いけど)』

サブノック「(うぬ)に乗れ!運んでやろう!!」

『…………ん、ありがとう』

背の高いサブノックの腕に捕まると

そのまま横抱きされ、教室まで運ばれた。



2人の相性は悪くない。

Aはサブノックが嫌いでもないし、かと言って特別好きという訳でもない。真っ直ぐな人なんだろうと思っている。
逆にサブノックはAを美しい女史と思っており、魔王になった暁には彼女を娶ることまで考えている。

たとえふたりが結ばれても

愛ある夫婦とは言えないだろう

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+1(プロフ) - かみきれさん» コメントありがとうございます!好きって言ってもらえてとても嬉しいです。最近好きになった作品なので粗雑な所もあると思いますが応援お願いします〜! (7月21日 23時) (レス) @page31 id: c0149b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
かみきれ(プロフ) - うわ、好きです。とても好きです。夢主ちゃん可愛いですね、好きです。お気に入り登録失礼します! (7月21日 16時) (レス) @page30 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:+1 | 作成日時:2023年7月20日 18時

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