青春短し恋せよ乙女 2 【学ベビ】

･ ページ35

･


隼「いや、こっちこそ急に悪かっ…ってお前までなんでそんな気合い入った格好してきてんだ？」

『(私の事気合い入った格好とは思ってたんだ…)』

竜一「えっと、これは犀川さんと多分おばあさんの心遣いだから…」

隼「あーあのパンツ黒のやつか」

『確かに黒っぽい』



黒っぽいってなんだよ、と狼谷くんに突っ込まれるが気にしない。


鷹「こたろ、はやくいこうぜ。わたあめくうぞ！」

虎太郎「う」


虎太郎くんの手を掴んで走っていく鷹くん

竜一「ちょ、待って！二人で行ったら迷子になるから！！」

隼「やっぱ最初にガツンとやっとくか」

『早速暴力に訴えようとしないでよ…ほら離れちゃうから早く行こっ！』


私も2人の手を掴んで鷹くんたちを追いかけた。

隼「……お前鷹と似てんな」

『なんで！？』


竜一「あー……今のはちょっと似てたかも。」

『鹿島くんまで…』


そのまま2人を追いかけて

わたあめを買った。


虎太郎「にちゃ！」

竜一「うん、雲みたいですごいよな。開けてやるから食べてみな」

『鷹くん、美味し？』

鷹「うまいぞ！」

隼「Aは買わねぇのか」

『わたあめはいいかなって。私焼きそばとベビーカステラ食べたい…』

竜一「あ、なら2人のこと見てるから狼谷ついて行ってあげて」

隼「初めからそのつもりだ。A、行くぞ」

『え、いいの？』

隼「俺も食いてぇ」

『そ、そっか…』

･→←第14話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す