青学マネの備忘録【テニスの王子様】 (ページ8)

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顔を洗う海堂に近寄る

『タオルどーぞ』

海堂「！」

猫のようにビクッと驚き、私からタオルを受け取った。

『そのままこっち来てそこ座ってくれる？』

海堂「………すいません」

『まぁ、他人に当たるよりマシかな』

救急箱から消毒液など、色々取りだし

処置していく。

海堂「っ…」

『染みて痛いのは自分のせいだからね』

海堂「…………わかってます。」

色々言うのは、良くないかな。

きっと、入ってきたばっかの1年生に負けて

プライドズタズタだろうし。

『………お疲れ様。かっこよかったよ』

海堂「！…………うす」

少し頬を赤く染めてそっぽを向いた海堂くん

照れちゃって。

海堂「……後で、片付け手伝います」

『大丈夫。私の仕事だから』

海堂「…」

『手当してもらったし、手を煩わせたからそのお詫び…ってとこ？』

図星だったようで決まりの悪い顔をする。

要らないのに、お詫びなんて。

マネージャーってそういう仕事ばっかなのに。

海堂「俺が、したいだけです」

『もう……わかったわかった。じゃ手伝ってもらおうかな。…無理しない程度にね！！』

手当を終えて、ぐしゃぐしゃと彼の頭を撫でる

海堂「ぅ…やめて、ください」

『ふふ、ごめんごめん。ほら、戻ろう？』

海堂「………うす」

ランキング戦初日終了