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菊丸「不二の得意とする"
海堂「俺の
越前「へぇ。」
相手のトップスピンを利用し
さらに同じ方向に回転を与え
二乗の超回転を与えたスライスのカウンターショット。トップスピンをかければかけるほど逆回転で戻ってくる技だ。
彼の一球により4-3に。
今度は青学が押し始め、
不二くんのたった一球で試合の流れが変わった。
河村「よっしゃー！ブレイクチャンス！！1本集中！ここが正念場だ！」
不二「うん」
次のポイントは大きい。
取れば5-3でサービスゲームで有利になる
再び強いラリーが続く。
不意に石田くんが深い体制を取った。
「「行け！波動球！」」
強烈な一球が不二くんの元へ
河村「不二、どけ！！」
強烈な打球を河村くんが何とか返す
河村「グレイト！！！」
再び打とうとする石田くん
不動峰の部長、橘くんが大きな声でやめろと叫んだ。
しかしさっきの打球によってラケットのガットに大きな穴が。
ボールは打たれることなく地面に落ちた。
《ゲームカウント5-3 青学リード！》
『冷却スプレーとタオルが必要かな』
私は立ち上がってカバンからそれらを出す
不二「僕を庇ったんだね。」
河村「イテテテテっ！！」
不二「審判、この試合…棄権します」
河村「何言ってるんだ！まだやれる！！最初のこの試合がどれだけ大事か！」
不二「大丈夫だから…ねっ。」
河村「あ………あぁ…」
ラケットを手から離してベンチに戻ってきた2人
『手首見せて。……腫れてる、赤くもなってるし。冷たいけど我慢して。それと一応病院に行った方がいいね。骨にヒビが入ってるかも』
河村「いってぇ…！」
『我慢して。』
《ダブルス1メンバー前へ！》
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作者名：＋1
| 作成日時：2023年2月4日 15時
