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細かいデータまで取り、
手塚くんの動きを予測していたが
たった一球で流れが変わった。
そこにいた全員が何が起こったのか分からない顔をしていて。
手塚「さぁ乾、試合は終わっていない。続けるぞ」
全ての打球が彼の元へ吸い寄せられている
手塚くんは1歩も動いていない。
回転を自在に操っているのだろうか…
右足を軸にしている。
乾くんに打たせている、と言った方が正しいのかもしれない
私はノートにペンを滑らせ試合の記録を書いていく。
「そんなことが可能なのか!?」
竜崎「そんなことができるからアイツは強いんだよ」
『…………"手塚ゾーン"…ですかね』
竜崎「A、上手いな」
ここまで強いなんて
彼はどこまで行くつもりなんだろうか
きっと私には分からないし理解できない
不二「よく見ておくといいよ、あれが本当の手塚の伝家の宝刀。滅多に見ることは出来ないから」
不二くんの言葉により全員が2人の試合に集中した。
ネットを超えたボールは
バウンドすることなく、
そのままネットの方へ転がった。
手塚「さぁ、油断せずに行こう」
これが、私達青学の部長__手塚国光だ
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作者名:+1 | 作成日時:2023年3月15日 21時