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牛丸side






Aちゃんはすっごく可愛い



俳優の狸塚恒介に似ていて

学校でも人気だ。


友達や知り合いも多くて

少し羨ましい。

それに最近は

私の気になっている鹿島くんとも仲がいい

勝ち目ないよ〜
別に競ってるわけじゃないけど!

なんて思っていたが彼女はどうやら

そういう目で見ていないらしい。

ほっとしてしまった自分を殴りたい


牛丸「じゃ、じゃあAちゃんは好きな人、居ないの?」

『え!?』


顔を真っ赤にした彼女。


すっごく可愛い


牛丸「いるんだ!!だ、誰!?って聞かない方がいいかな!?」

『あ、う…いや…いいんだけど、誰にも…言わないでね』

牛丸「も、ももちろん!!」


動揺してしまってどもってしまった。


『…か、狼谷くん』

牛丸「ものすごく応援してます」

『急にどうした』


牛丸「すっごくお似合いだと思う!告白はしないの!?」


『(あれ、こんな子だったっけ?)』


牛丸「狼谷くんモテるから不安になるよね…」


鹿島くんもモテるからなぁ…


でもAちゃん、狼谷くんのこと好きなんだ


すごくお似合いだし

両想いだから是非くっついて欲しい。


Aちゃんは気づいていないけど

狼谷くんはかなりAちゃんに気を許している部分がある。というか、すっごく距離が近い。


女子にあんな優しく接するのは彼女くらいだ。


別に彼は優しくない訳では無いが

特別Aちゃんには甘い気がする。


周りも何となくそれを感じとってるのか

男子たちはAちゃんには言わないものの

狼谷くんをからかってる時をたまに見かける。


狼谷くんは毎回それを殴って辞めさせているけど。



牛丸「Aちゃん、ぜったい告白した方がいいよ!私、応援してるね!」

『あ、うん…ありがとう』



それに、狼谷くんが名前を呼んでるのは

彼女だけだ。

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作者名:+1 | 作成日時:2023年3月20日 22時

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