青春短し恋せよ乙女【学ベビ】 (ページ27)

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恒介「あ、すみません」

女子生徒にぶつかり、謝る恒介

「まっ、まみづかこうすけぇ！？！？」

女子生徒は思いっきり叫んでしまい、

教室にいたものや、体育をしていた生徒が

そこに押し寄せた。

あっという間に囲まれた狸塚恒介

「サインください！」
「一緒に写真撮って下さぁい！」
「握手してー！！」

呆然とする恒介に

ふたつの声が。

「「ぱぱっ」」

恒介「…！」

「「ぱぱー！かえっちゃヤダー！！」」

数馬を鹿島くんが。
拓馬を狼谷くんが持ち上げる

恒介「数馬、拓馬、いっ、今ぱぱって、かずまっ、たくまッ、今そっちに、」

「「パパー！！」」

すると突然笛の音が響いた。

狸塚「はいみんなー！今すぐ教室戻らないと全員留年よっ！これは学園長先生からのお達しでーす！」

良かった、来てくれた。

恒介「海ちゃん、」

狸塚「ごめんね、恒介くん。事情はだいたいAに聞いたから」

念の為連絡入れといてよかった。

恒介「え？」

狸塚「数馬が恒介くん恐がったの多分私とAのせいなのよ」

『…』

すっと目をそらす

狸塚「恒介くん忙しくて拓馬たちとほとんど顔合わせてなかったからいつも4人で恒介くんのDVD観てたんだけど、最近見せてたの恒介くんが誘拐犯のやつだったから」

かなりタイプだった。性格が。

俺様気質あって。