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「俺らも知り合いからあの写真の存在
聞いて すぐに翔太に問いただしたんだ。
それが2週間くらい前。
翔太に色々話は聞いたけど、それは
あいつの口からAさんにはきちんと
話した方がいいと思うから。
あいつさっ、この2週間ホントに元気なくて
事務所の人達にもかなり言われたみたいで。
入ってる仕事は普通にこなしてんだけど
口数少ないし覇気はないし......。
翔太って強きな感じに見えるけど
結構打たれ弱いんだよねっ......。
まぁ自分がした事だから仕方ないんだけど
明らかに元気もないし、飯も全く食ってない
みたいでさっ。だから今日はあいつに飯食わせ
ようとおもってさっ、ふっかとメシに誘った
んだけど。。
ちょっとまだ無理かもーって。なっ？」
「んっ。。なんか翔太さぁーいっつもメンバー
同士で話し合わなきゃならない時とか
スタッフさん交えての打ち合わせの時とかも
先陣切って発言してくれるんだけどねっ
それもここ最近全くなくてね......。
俺らもどうしたらいいもんかなぁーって。
あいつさっ、バカでしょ？(笑)
マジでバカだよねっ......。
大好きな人の事こんなに泣かして。。
自業自得なんだけどさ......あいつの話少し
だけ聞いてやってくれないかな？
さすがにあんなに落ちてるあいつ見てられない
っていうかさっ。。
ごめんね...Aさん...」
「翔太の事だけじゃないよ。。。そんなに辛そ
うな顔してずっと泣いてたAさんの事も
俺たち見てらんないからさっ......。」
照くんも、辰哉くんもなんでこんなに優しいんだ
ろう。。。
翔太くんの事のみならず私のことも見てらんない
なんて。。どうしてここまで考えてくれるの？
辛くて悲しくて泣いてたのに今度は嬉しくて
涙が出てきた。。。
"翔太の大切な人は俺たちにとっても大切な
人だからっ。。。"
そう言って恥ずかしそうに微笑む2人。。
"だいぶ恥ずかしい事言っちゃったけど(笑)"
"いやっ、マジでだいぶはじぃーぜ(笑)"
って明るい雰囲気にもっていってくれて
わたしも少しずつ気持ちが晴れてきた。
2人が店に1人で泊まるのだけは
絶対にダメだって。
女の人がこんなとこに1人で泊まってなんか
あったらどうするの？って本気で言うから
わたしは仕方なく家に戻る事にした。
翔太くんはきっと自分ちに帰ってるだろうし
大丈夫だよね...。
明日はみんなオフらしい。。。
わたしも明日は久々の休みだ。。
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作者名：せりか | 作成日時：2020年4月10日 21時
