あなたの全てがすき (ページ32)

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2018年2月

Aと付き合い初めてから1年

年明けから立て込んでいた仕事もようやく

落ち着いて久々のオフ

「ねぇー...ほんとに今日仕事？休めないの？」

仕事へ行く準備をしてる彼女に何度も同じ質問を

する...。休みもなくずっと働きづめ

でようやく丸一日休みがとれたのに運悪く

彼女は仕事。しかも最悪な事に帰りも

遅くなるらしい...。

「ごめんね。私も一緒に過ごしたかったな...」

ソファに寝そべる俺の隣りに座りながら申し訳な

さそうに彼女が俺の頭をゆっくりと撫で

る。その手をぐっと引き寄せて覆い被さった

彼女の唇に勢いよくくちづける。

長く深く…唇を求めあった。

「これ以上してると我慢出来なくなるからやめと

く。。。仕事行かせたくなくなるから。」

ふふっと笑うAの手をとって玄関

まで見送る。

「じゃあ仕事頑張って。終わったら連絡して」

「うん。ごめんね。ゆっくりしていってくれて

いいからね！じゃあいってきます」

彼女が仕事に出ていきシーンと静まり返る部屋。

「はぁー...どうすっかなぁー…。」

ソファに寝転び携帯を弄る。

1日寝るってのももったいないし

一人で出かける事にした。

この行動が後々後悔する事になるなんて

このときの俺は思ってもいなかった。

あんなことになるなら1日中寝てたら良かった

Aを傷つける事もなかったのに。

今となってはそれももうあとの祭り...。

何を言ったってもう言い訳にしかならない

俺はほんとに馬鹿だった...。