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「ホントにごめん、、、、。はぁ、、、、、。」
深いため息を付いて、鼻をすする翔太くん。
「ってかマジで俺最低だわっ、、、
Aの気持ちも何も分かってなかった、、、。
あの子達にそんな事言われてたなんて。
ホントごめん、、、、。俺たちの仕事ってさっ
いい事も悪い事も何でも噂されて
嘘の事でもさもホントかの様に書かれる。
そのせいで色んな人傷つけたり悲しませたり
そういう事がたくさんあってさっ、、、。
そのせいで自分から離れてく人達も勿論いて。
こういう事があるたびに、アイドルって仕事
に嫌気が差すよ、、ただこれだけは分かって!
俺がAの事思う気持ちは本当だから。
周りからの話に惑わされないで、俺が言う事
だけを信じて欲しい。。。
だからAも1人で抱え込まないで
俺になんでも話して。ねっ、、、、。？
全く頼りになんないかもしんないけど。。」
そう言いながら目を赤くした翔太くんは
切なそうに私を真っ直ぐ見つめる
私は自分だけが辛いと思っていた
自分だけが可哀想な立場の様に感じていた
でもそれは翔太くんだって同じだっ、、、。
何度こういう状況に立たされた事あるんだろう
きっとウワサやウソに何度となく傷つけられて
来てるんだ、、、。
「翔太くん。。。ごめんね。。。」
立ち上がった私は後ろから翔太くんを抱きしめた
翔太くんとずっと一緒にいたい。。。
優しくて、わがままでヤキモチ妬きで
ハッキリした性格で。。。。そして何より
私の事をたくさんの愛で包んでくれる。。
そんな彼を大好きになった。。
「Aがなんで謝んの？、、、。」
翔太くんの肩に顎を乗せてピッタリと首元に
頬をくっつける。
私の頭を優しくて撫でてくれる。
「マジで大好き。。。
あの子達に教えてあげたいよ
どんだけ俺がAに
惚れてるのか。。。ごめんね。俺のせいで
嫌な思いさせて、、、。」
「ううん。もう大丈夫!!」
ほんとは"前の彼女と私どっちがいい❔"って
聞いてみたかったけど、さすがにそれは止めた。
ハタチの女の子が聞けば可愛いけど32の女が
聞くには余りにも痛過ぎる、、、。
「ねぇ❔。。。風呂入らない❔」
「んっ❔そうだねっ❕入ろっか❕」
翔太くんが後ろわたしが前に座って2人で
バスタブに浸かる
後ろからギュッと抱きしめてくれる翔太くん
好きが溢れ出す。
この人とならどんな事でも乗り越えられる
そんな気がした。。。
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作者名：せりか | 作成日時：2020年4月10日 21時
