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「こんばんは」
店の戸締りをして帰ろうとしたら
後ろから声をかけられた。
「えっっ!びっくりした!こんばんは。
どうされたんですか？」
声の主は岩本さん。
照「お久しぶりです。すみません。いきなり。。
今からちょっと時間ありますか？」
A「あっ、はい。大丈夫ですけど。。」
翔太くんと3人でお店に来てくれた以来
久しぶりに会った岩本さん。
多分、いやっ絶対翔太くんの話なんだろうと
は予想が付いた。
照「何飲みますか？」
カフェに入り飲み物を注文する
A「私はホットコーヒーで」
照「俺は、ホットチョコレートにしよっかな 」
A「ホットチョコレートなんて飲まれるん
ですね。なんか意外です!」
照 「ははっ。見た目こんなんだから甘いもの
苦手そうでしょ？(笑)でも実はバリバリ甘党
なんです(笑)」
A「へぇー。そうなんですね(笑)」
照 「やっと笑ってくれた。」
A「。。。。。」
照「翔太と最近どうですか？会ってます？」
A「翔太くんから何か聞きましたか？」
照「ううん。翔太は何にも。付き合う事に
なったって嬉しそうに言ってたんで、俺ら
も良かったなぁーって安心してたんです。
けど最近また元気がなかったんで心配してた
とこだったんですけど、雅さんから話聞いて。
余計なお世話だと思ったんですけど、どうしても
話したくて押しかけちゃいました。」
A「優しいですね岩本さん。なんか自分
自身がどうしていいか分からなくなって
しまって、、、。翔太くんの事好きなん
ですけどその気持ちだけで付き合える程
若くないし、アイドルの翔太くんをあまり
にも知らなすぎて戸惑っちゃって
対処しきれなくて。怖くなっ
たんです。急に。。」
照「それが普通だと思います。戸惑うのも
怖くなるのも当たり前です。
俺らの仕事って特殊だからそれに振り回さ
れるってかなりシンドいと思います。
こっちの立場の勝手な言い分なんですけど
翔太ほんとにAさんに
出会ってから変わりました。あいつ物凄い
わかり易くて正直な性格なんで。
あいつが今、頑張れてるのってAさんの
存在があるからです。
俺がこんな事言える立場にないのはわかっ
てるんですけど、翔太の事お願いします。」
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作者名：せりか | 作成日時：2020年4月10日 21時
