ボロッボロ…！雄英バリアー ページ32
食事を終えて、先輩達と別れた。
結局あれから環先輩とはあまり話せなかったけれど、
環「じゃ…また」
と言ってくださったから、嫌われてはないみたいだ。
“苦手”から“話しても平気”にランクアップできるように努めよう。
守「………ッ！((ｿﾞﾜ」
窓から下が見えた。
粉々になった雄英バリアーの前で、先生達が何やら話していた。
守「………」
シュンッ！
守「バリアー、直しましょうか？」
根「うわっ！…って、絶盾さんか！」
プ『おう女子リスナー！脅かすなよ。どこから現れた！？』
守「個性を応用して、瞬間移動して来ました。すみません」
しゃがんで校長先生に謝る。
かまわないよ！とのお言葉と一緒に、ぽむ、と肉球が私の額に触れた。
ひょこひょこと、見慣れたマスタードイエローが歩いてくる。
八木さんだ。
オ「しゅ…絶盾少女。見てたのかい？」
守「食堂の窓から、報道陣と先生達が見えました。それ以前は見てません………ですが
壊れたバリアーを見たとき、ぞわっとしました」
オールマイトは顎を撫でて、小さく唸った。
オ「……用心した方がいいね。君の勘はよく当たる」
プ『勘って…ぞわっときただけだろ！？』
オ「この子がそういうの感じたときは、たいてい悪いことが起きるからね」
ミ「やっぱり、敵がそそのかしたのかしら…」
守「先生方もそう思いですか？ミッドナイト先生」
ミ「ただのマスコミがここまでやるとは思えないのよ。…何か企んでいるのかしら」
何が、とはっきり言わないのが逆に怖い。
ボロクズになって山積した雄英バリアーを見て、再び嫌な予感が走る。
………嫌だ、この感じ。
はっきりしない、これ、嫌いだ。
いっそ予知とか、そういう個性だったらいいのに。
守「………」
オ「…………。ともかく君は早く教室に戻りなさい。もう休み時間も僅かだ」
守「ッあ、待って。校長先生、バリアーを直していいでしょうか？そのために来たんです」
根「助かるよ！このまま門をがら空きにしておくわけにはいかないからね！」
根津校長の許可も降りたところで、私はボロクズに触れる。
守「(“壊れている”を拒絶)」
“敵が襲ってくるかもしれない”という不安があるためか、すぐに門は元通りになった。
根「ほんとは生徒に頼んじゃいけないんだ。他の皆には言わないようにね！」
守「分かりました」
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咲き(プロフ) - ののいろ系女子さん» か、神作…！！？初めて言われました！すごく嬉しいです頑張ります！！ (2019年1月7日 15時) (
レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバい、凄い面白い！神作！ありがとうございます！大好きです！これからも応援してます！ (2019年1月7日 13時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2018年10月15日 21時
