掴みにくい、わずかに離れた距離 ページ1
私が引いたのは、オールマイトの似顔絵が描かれたボール(くじ)だった。
皆のようにアルファベットが描かれたやつじゃない。
オ「おっ、それは余りだな。じゃあ絶盾少女は一人で戦ってもらうぞ！」
守「えっ！」
茶「一人って……！そんな、守…絶盾さんだけペア組まずに戦うって事ですか！？」
オ「いつも誰かとチームアップして戦えるとは限らない！一人で戦うのも訓練の一貫さ！」
１人……か。
つまり誰も頼れない。
敵は……二人いる。
相手によっては、私がピンチ。
守「……」
出「だ…大丈夫？守美ちゃん」
守「緊張しますが、平気です、出久君」
一人は慣れてますから。
オ「…………。さ、お次は対戦相手だ！一番手は……Aコンビがヒーロー！！Dコンビがヴィランだ！！」
出・勝「！！」
守「(嘘……最悪の組み合わせ…)」
出久君とお茶子ちゃんがヒーロー、勝己君と飯田君が敵……！
勝己君が敵！それだけでも最恐なのに相手は出久君だ……！
オ「敵チームは先に入ってセッティングを！５分後にヒーローチームが潜入でスタートする。他の皆はモニターで観察だ！」
皆「はい！！」
守「……応援してます！四人共」
出「ありがとう、守美ちゃん」
茶「頑張る！行ってくるね！」
飯「先に行くぞ爆豪君！」
勝「ケッ、指図すんな」
勝己君達敵チームは奥に、出久君達ヒーローチームは建物の見取り図を手にして二人の後に続いた。
オ「ﾎﾟﾝｯ))心配無用さ、度が過ぎたら止めるから」
守「！……オール、」
オ「さあ私達は地下のモニタールームに行くぞ！！くれぐれもこれは訓練だということを忘れぬように！考えて見るんだ！」
皆「はい！！」
青いマントをはためかせ、遠ざかる彼の背中。
短い間に乗った彼の手は、やはりどこかぎこちなく、私の頭を撫でていった。
何を言えば良いのか分からない。何か言葉が出てくるわけでもないのだけれど。
梅「どうしたの守美ちゃん。皆行っちゃうわよ」
守「…すぐ行きます」
オールマイトの顔のくじを握りしめ、私は皆の後を追った。
モニタールームでは、もう皆が最初のチームの観察体勢に入っている。
梅「定点カメラ、たくさん用意されてるのね。他のビルにもこんなにあるのかしら」
守「どうでしょう、雄英なら有り得ますね」
モニターに映し出されたビル内は死角が多い。
さて、二組はどう動くんだろう。
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咲き(プロフ) - ののいろ系女子さん» か、神作…！！？初めて言われました！すごく嬉しいです頑張ります！！ (2019年1月7日 15時) (
レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバい、凄い面白い！神作！ありがとうございます！大好きです！これからも応援してます！ (2019年1月7日 13時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2018年10月15日 21時
