事故犠牲の精神、アタッカーとディフェンダー２ ページ10
出「ぅう”ッッ…くっそぉおおおお！！」
守「(考えなきゃ考えなきゃ考えなきゃ考えなきゃ考えなきゃ考えなきゃ考えなきゃ考えなきゃ！！！どうすれば……せめて、彼だけでも命を！)」
落下する。落下する。
もう地面は目と鼻の先。
着地を誤れば、二人とも高校ではなくあの世行き。
せめて、彼だけでも……！
私は出久君の下に体の位置を変えた。
出「しゅみ、ちゃッ…！ダメだ、それじゃ君が下敷っ…「カチューシャの人！！」ッ！」
女の子「私の手！！触って！！」
守「！？」
他の受験者……！？浮いてる！
そうか、彼女の個性が物を浮かせるなら……！！
守「お願いっ！！！」
バチンッ！！
私と彼女の手が触れ合った。
ブワッ！！
守「……！！」
まるで重力がなくなったみたいに体が浮き、そのまま死なない高さまでゆるりと降下した。
女の子「解、除ッ」
ドガッ！！ドゴン！！
彼女を浮かしていた敵の腕やギミックロボの破片が落下する。
私は出久君を抱えたまま、辛うじて受け身をとった。
守「たす、かったっ…！」
出「ぐ、ぅう……ッ！っ、しゅみ、ちゃ…あの人…！」
守「怪我はないみたい。無事ですよ。それより貴方の怪我の方が！！」
出「い”いッそれより…せめて！……１Pでも…！！！」
守「ッッまだ、０『終了〜！！！！』あっ……そん、な」
高らかに、残酷に響く終幕の合図。
私の腕の中で、出久君は絶望に墜ちた。
出「………オールマイト…」
守「…ッッ！！！」
小さく呟き、意識を手放した出久君を見て、私は涙を堪えきれなかった。
……あんまりだ。
あんなに、君は頑張ったのに…！！
勝『生まれたときから決まってんだよ！！人の優劣ってのはな！！』
守「そんなこと、ないよ………そんなのあったら、たまりませんよ……！！」
こんな酷い怪我、私じゃ直せない。直してやれない。
ねえ君は、きっと君は誰かを助けるためにギミックに立ち向かったんでしょ？
でないと、他が倒せず０Pが倒せるはずがないもの。
誰かを助けて、ポイントがないから、出久君は落ちるの？
そんなのっ……！！
ポンっと誰かの手が肩に置かれた。
ジャ「お疲れ、絶盾」
守「！…どうしてここに」
ジャ「説明は後。とりま帰んな。試験はもう、終わりだよ」
恩人の言葉が、酷く無機質なものに聞こえた。
画面越しの講評、試験の裏側→←事故犠牲の精神、アタッカーとディフェンダー
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咲き(プロフ) - アクトさん» トップにアップできました！イラストお待ちしています！ (2018年9月24日 16時) (
レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
咲き(プロフ) - アクトさん» 良いですよー。ただ、私自身IMELOG使ったことないので、見方さえ教えてくだされば (2018年9月24日 9時) (レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
アクト - すみません！IMELOGにあげようと思ってるんですがいいですか？ (2018年9月24日 0時) (レス) id: 4d94ffdfb5 (このIDを非表示/違反報告)
咲き(プロフ) - アクトさん» わかりました！できれば今日か明日に載せます。載せられるでしょうか…エラーが出るんですよね。原因不明…何か心当たりがあれば教えてくださると助かります(エラー出たらTwitterにでも揚げます) (2018年9月23日 18時) (レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
アクト - イラスト載せてくれるとうれしいです！髪の毛がロングなのか短めなのかわからないので(。>д<) (2018年9月23日 18時) (レス) id: 4d94ffdfb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2018年9月11日 12時
